ベビーフェイス効果
ベビーフェイス効果とは「丸顔」「大きな目」「小さな鼻」「広い額」等の特徴を持つ人や動物に触れる事により「可愛い」「安心する」といった感情を持つ事を言います。
3Bの法則
CMの制作現場で使われている”3Bの法則”というものがあります。
これは
- Beauty
- Beast
- Baby
の頭文字をとったものです。
日本語に直訳すると「美人」「動物」「赤ちゃん」になります。
この3つを取り入れる事によってCM効果が大きくなるという法則です。
全てに共通するもの、それは可愛いという点です。
今回は”可愛い”をもとに日本のゲーム市場について考えてみます。
美少女について
ゲームに関しては”美人”というより”美少女”という方がしっくりくるのでこっちでいきます。
例えば予約トップ10のランキング上位のアプリを見てみてください。
きっと皆さんこう言うと思います。
「「「アイコンほとんど美少女やんけ!!」」」
少年漫画、ディズニーあたりも健闘していますが、やはり美少女勢が圧倒的な派閥を形成しています。凄いです。怖いです。
最近のソーシャルゲームでは当たり前となっている”ガチャ”を見ても、可愛い女の子の存在は不可欠と言えます。
「可愛いから欲しい!」というだけでゲット出来るまでガチャを回す人も大勢います。
”可愛い”という存在は、それだけでユーザー需要がとても高いのです。
まぁ誰だって最初のガチャで変な虫が出て始めるより、可愛い女の子を引いてから始めたいですよね。
動物について
次に”動物”について考えてみます。
日本のゲーム採用率をみると、動物の中では”猫”の人気が圧倒的に多いです。
アイコンを”猫”にしただけでダウンロード数が10倍になったという話もあるそうです。
「つい触りたくなる!」という点がクリック率を高めているのかもしれませんね。
かくいう私も、猫をアイコンに使った「ぴくとり」「プラプラス」のダウンロード数が他を大幅に上回っています。
面白い、面白くないは置いといて、目を引くという意味ではアイコンに”可愛い”を取り入れるのは確実に効果があると言えます。
赤ちゃんについて
実は日本のゲームの場合、「赤ちゃん」はそれほど人気がありません。
※まさかこれが少子化の影響か…!
ただ前述の要素と組み合わせる事によって相乗効果は期待できます。
動物の赤ちゃんだったり、猫耳を付けた幼女だったりです。
これはもはや反則級になる可能性を秘めてます。
AIDCA(アイドカ)
ゲームをプレイしてもらうためには、まずゲーム自体の存在を知ってもらう必要があります。
行動学用語に”AIDCA”と呼ばれるものがあります。
人が何かの消費行動を行う場合に以下のステップを踏むと言われています。
Attention(注目)→Interest(興味)→Desire(欲望)→Conviction(確信)→Action(購買行動)
この中で個人開発者として最もハードルが高いのが”Attention(注目)”です。
どんなに面白いアプリを作ったとしても、知ってもらわなければ何も始まりません。
レビューサイトに依頼する。SNSで広める。口コミを狙う。友人に紹介する。
とにかく存在を露出させていく事が大事です。
そして更に効果を高めるためには”可愛い”を筆頭に何かしら他との差別化を図ります。
良くも悪くも特化させて何かしらインパクトを残すのです。
「可愛い!」「面白そう!」「カッコよすぎ!」「オシャレ!」等、何でも良いです。
「つまんなそう!」もネタとしてつい「つまらなそう!」と周りに言いたくなるようなゲームなら全然”あり”です。
何かが振り切れていれば、ユーザーに「お?なんだこのアプリは?」と思わせ「Attention(注目)」させる事ができます。
最後に
”可愛い”はきっと人類が進化する過程で生まれた大切な感情だと思います。
助けたい、守りたい、応援したい。
そんな感情を引き起こす”可愛い”という存在。
自分が生み出したゲームも紛れもない可愛い存在だと思います。
そんなゲームを大切にして、1人でも多くの人にプレイしてもらえたら嬉しいですね。