”バンドワゴン”効果とは?
マーケティング用語に「バンドワゴン効果」というものがあります。
”バンドワゴン”効果とは、ある選択が多数に受け入れられている、流行しているという情報が流れることで、その選択への支持が一層強くなることを指します。
※「バンドワゴン」とは行列の先頭のことであり、「バンドワゴンに乗る」とは、時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗る、といった意味になります。
個人の判断より、集団の決定を重視する考え方です。
例えば同じようなラーメン屋が2つ並んでたとして、Aの店に行列が出来ていて、Bの店には客が全くいなければ直感的に「Aの方が美味しいんだろうな」って思いますよね。
そして仮にAとBが全く同じ味だったとしても、Aに並んだ客は「上手い!やっぱり並んだ甲斐があった!」
Bの客は「微妙。。やっぱり人がいないだけあったね?」となってしまったりするのです。
大勢に認知されている、というだけで重要なステータスになるのです。
ゲームに関してもダウンロード数が多かったり、流行っているという情報が流れるだけで一気にユーザーが増える事があります。
最近ではバズるという言い方をしますね。
では、どういったアプリがバズりやすいのでしょうか?
ユーザーにツッコませろ!?
確実にバズる方法というのは難しいですが、考え方次第で確率を上げる事はできます。
これに関してはアプリマーケティング研究所さんの実録記事が参考になります。
謎アプリ「暴れ松尾芭蕉」がネットでバズった結果「+4万ダウンロードで、収益10〜20万円くらい」作者が見た「アプリで食っていける」一瞬の幻。 http://appmarketinglabo.net/matsuo-bashou/
キッカケはたった1つのツイート。
それが一気に拡散されダウンロード数が跳ね上がりました。
「イライラした松尾芭蕉が、農民をしばきにいく」なんて発想、若者達にウケるに決まっています。
作者の変態的な発想に脱帽です。(褒め言葉)
しかし”面白い”だけでは”バズる”とは限りません。
それを目にした人達に「ツッコミたい!」「人に言いたい!」「共有したい!」と思わせてこそ、初めて広がっていくんだと思います。
特に「ツッコミたい!」というのはバズるための重要な要素です。
笑いをチラつかせ、あえてツッコミどころを残した状態でお届けするのです。
思わず「リツイート」「いいね!」をしてしまうような要素を散りばめてみましょう。
最後に
バズった後、ゲームを続けてもらえるか?というと別の話になってきます。
もちろん”知ってもらう”という個人開発者からしたら、おそらく最難関であろう壁をクリア出来るのは非常に大きいです。
ただその後に踏ん張るためには、ゲーム自体の底力が必要になってきます。
外見も大事ですが、内面はもっと大事です。
むしろ内面(面白さ)を磨いていれば、外見(魅力)もくっついてくるはずです。
真の美しさは内面から。ぜひ魅力あるゲームを生み出していってください。